インフルエンザ

夫、インフルエンザに感染。
微熱1日で平熱になり、
ほとんど症状はないが、
陽性とのことだ。
数日後、二女に感染。
同じウィルスでも、高熱で立ち上がることもできない。
ダンスも浅草へのバス遠足も行けない。

被害者は加害者になった。

予防接種も済んで、
毎日マスクで登校し、警戒心の強い子どもたちだと思っていたが、
まさか家に病原菌があったとは思わなかっただろう。

マスクをしない私もマスクを二重に重ねる。
常備クレベリンに追加して、6つのクレベリン臭が立ちこめているかもしれないが、
幸いマスクで匂いはわからない。
インフルエンザ包囲網に怯える日々。

加害者(夫)に看病と家事を任せて、
私は仕事に逃亡することも考えたが、
長女感染予防のため、
病人は引きこもってもらう。

長女は生徒会や塾や郊外学習や部活の試合やら絶対に休めないのだ。

私の仕事は「いつ刺されてもいいように」してはある。
ワンオペ防止の機会でいいかもしれない。
と、言い聞かせるものの、
働く親にとって、子の感染症による突然の長期欠勤は痛手だ。
自己都合の迷惑行為、とまるで犯罪者扱いされることすらある。
早めに復帰すれば保菌者の疑惑がかけられ、
いろいろと覚悟が必要だ。
会社の歯車も大変なのだ。

感染者は被害者であり、加害者にもなる。
躍起になって感染源を探して諸悪の根源を突き詰めようとしたりする。
ウィルスは悪であり、感染者は敗者なのか…

1人発症すると、周囲もすでにみな感染者であるという説もある。
ただ発症するかしないかで、
発症しない感染者が感染源である可能性もあるのだ。
犯人は勝者ぶるアナタかもしれない。
ミステリーですらある。

私も予防接種等のおかげで発症していないだけで、
感染している可能性が高い。
そう考えると、
頑張る自分がバカバカしくもある。
マスクで耳は痛くなり、
消毒で手もガサガサで腫れているのだ。

お医者さんたちはマスクもせず診察にあたっていた。
予防方法を聞こうとして、
処方箋を見て思い出した。
抗インフルエンザ薬は、予防としても服用できる。
保険外でも関係者価格だろう。
医療関係者は、予防接種を複数回している、とも聞く。
日頃からウイルスに接していると、
免疫があり、発症率が低いこともあるだろう。

ウィルスに対抗しようとして、振り回されるより、
菌と共に生きる(?)ほうがいいのかもしれない。

味噌作り始めました。

キノコも育てようとしています。

東北の三五八がお気に入りです。