北海道へ

子どもたち2人が、ガツガツしているのはどうしてだろう。

二女、ダンサー集会が終了。
自己表現のクセが強い。
前に出ること(景色が違うらしい)、
目立つことはいいことなのだった。
グイグイ女子過密地帯で生きて行く。

長女、部活の試合結果により、
(勝ち進むことなく)ゴールデンウィークに出かけられることになった。

急遽、北海道へ…

ドタンバのため車とフェリーの旅。
ドタンバでなくてもそうだっただろう。
だいたいドタンバなわけだが…

夫の父方の祖母のお見舞いで親類と合流。
10年前のガイドブック持参。
10年前も集まった。
初代iPhoneが役に立ったことを覚えている。
関東組の親戚が誰1人、行き先の住所も知らず、ガイドブックや地図すら持っていなかったのだ。

行きは新潟経由。
苫小牧まで17時間の旅。
北海道の地に降りるやいなや、鹿たちが出迎えてくれた。
この広い大地は、オラオラ車でも避けられることはない。
義父はさっそくスピード違反で捕まっていたが…

2年前は1人で飛行機で上京するほど元気だったが、
病に倒れてからは、半分ほどに小さくなってしまったおばあちゃん。
クセも強かったが、
クセ慣れしている私には愛すべきおばあちゃん。
夫は、メンコイ孫で、
おじいちゃんにソックリ、
で、会えば覚醒するか、と期待されたが…
とても穏やかに過ごしていた。
お見舞いに来た私たちを「9匹」と数える。

祖父母が暮らした外人墓地あたりを散策し、
夫もスキーで滑ったという坂から函館の街と港を眺める。

昔、祖父母と食べたというトラピストクッキーも懐かしそうに食べる。
普段はクッキーは食べなくても、
トラピストだけ食べらるらしい。

老いること、
生きること、
死ぬこと、について考えたりする。

帰りは青森から東京まで。
車好きでも1000キロを超えると疲れるらしい。


お義父さんの色気がハンパない。