ノミ、シラミ

またまた奴がやってきた。
卑しい格好をしたシラミだ。
ギャッ〜!助けて〜!!気持ち悪い〜!!
と叫びたいとこころだが、
昨年から経験済。
冷静なふりをしてスミスリンで駆除。

アタマジラミなんて、見たこともなかったし、
世の中にいるとも思っていなかった。
実は年間30万人以上の感染者、
春夏秋冬、保育園〜小学校で大流行。
どうしてこんなにシラミが闊歩する世の中になってしまったのか。
調べてみると、シラミ駆除に有効だった殺虫剤が、安全性の問題から規制されたことが大きいようだ。
シラミを知らない世代が親になり、
子どものシラミに慌てふためいている。

あの卑しい姿。ノミの足もとにも及ばない。
ノミの痒さは地獄の底にまで持っていかされそうなほどだが、
その風貌は褐色で快活に見えるほど。
ウィキペディアでも、ノミはシラミに比べ、はるかにユーモラスな存在と認識されているとのことだ。
ノミは完全変態、シラミは不完全変態…。
昔、理科の授業で、その言葉に大騒ぎしたものだ。
ウィキペディアでは、いろんなことがわかり、いろんなことも思い出す。

そんなことを、いちいち調べ、
ノミ情報で気を紛らわしているのは、
今回初めてシラミが自分にもうつった可能性がある。
心穏やかではない。
ベリーショートにしてみた。