リサイクル

ブックオフにたびたび本を売りに行く。
査定までの間、ついつい西村京太郎コーナーに手を伸ばす夫。
それは、もしや以前に自分が売ったものではないか。
どっちにしろ読んでいないようだ。
リサイクルというサイクル?

机は売れないらしい。
扱いのないリサイクルショップでは、
廃品処理代金は4000円以上必要とのこと。
世田谷区に依頼すると激安だが、税金で賄っているそうだ。
税金の恩恵はそこかしこにある。

譲り受けた椅子は廃品、区に依頼(300円)。
子どもの椅子はトリップトラップチェアを調整。

机を廃品にするには、机に申し訳ない。
やっと引取ってくれるリサイクルショップが見つかり、
七夕の日、炎天下から雷雨になった頃にやってきた。
セキュリティ上、2回関門があるわけだが、
カメラ画像では、周囲の鋭い視線を浴びている。
まるで泥棒でも見るような目つき。
怪しい人たち呼んじゃったかな。
ドアを開けると、ちょうど虹が出て、写真を撮っていたりするお茶目な方達だったが、
全身タトゥーの上、やたら大男。
とても強そうだ。安心して机を託そう。

無料引取=無料買取で。
書斎にでも置かれ、いつか誰かがどこかで勉強してくれるよう祈りつつ。