夏休み

またしても伊豆、そして箱根へ保養所をハシゴ。
かつて子どもの急な発熱でホテルに懲りて以来、
すっかり保養所マスター。
ハイシーズンに4人で4泊もしたら数十万するところ、4000円ポッキリ(食事代別)。
多少古びているが、居心地はよく。
毎回密かにテーマを決め、掃除も欠かさない。

伊豆の不動産情報で確認すると、
年季の入った物件で150万前後の安値で取引されているようだが、
管理費は4万弱と高額。
当分は1000円で利用するとしよう。

伊豆ではプール、翌日、海

ようやくラッシュガードで覆い尽くすことを知る。

強すぎる太陽、そして砂、砂、砂。
自然の脅威を噛みしめる。
そのために海へ行くのかもしれない。
どうやったって砂まみれ。
日焼け止めは一瞬で流される。
人間の小ささ、はかなさ。

箱根ではユネッサン、翌日温泉
ユネッサンはテーマパーク型温泉で観光客でひしめき合っている。
清潔感のカケラもないのは致し方ない。
が、子ども達とスライダーなんぞで滑る。
ワイン風呂、お茶風、酒風呂、コーヒー風呂などなど子ども受けはいいらしい。
水着風呂もあればハダカ風呂も。

毎週のように温泉、お風呂へ行くわけだが、
上がる前には身体を洗い流す。

水廻りは特に念入りに清掃する必要がある。
たった4人の水廻りでも掃除してもしきれない毎日。
少しでも手を抜くと、空気中の胞子は水を吸い、汚れを食べ、菌糸を伸ばし、胞子を形成するのだ(=カビの形成)。

手入れの行き届いた温泉で、塩素臭がするところもあるが当然かもしれない。
不特定多数が利用する水廻りは、強力な塩素が必要だろう。
水という自然の脅威(?)には、ナマハンカな覚悟では立ち向かえない。
…水廻りになると血相を変えがちだ。

箱根の朝は、いつも大渋滞で辿り付けない大涌谷へ。
ここの黒卵1つで7年寿命が伸びる、という売り言葉に、人々は駆け付けるのだ。
かつて地獄谷だったはずが、いつのまにか改名。
玉子茶屋開店時間(8:30)前に到着、
強い硫黄臭に苦しみながら、
生き延びるために、必死になって黒玉子を食べる。

黒玉子で小腹がいっぱいになりながら「渡辺ベーカリー」へ。
開店(9:30)前から並ぶ。
シチューパン(名物)を詰め込むと満腹だ。
昼には蕎麦(暁庵)が待っている。
箱根関所跡を巡り、体を動かす。

旅行の締めは温泉「箱根湯寮」へ。
できたばかりでキレイ。
シャワー廻りなどに目を光らせたりもするが、
温泉浴とは、自然に近いものであって、
イチャモンをつけるものでもなく。
目を閉じて自然の声でも聞こう。

伊豆で子ども達が「人生ゲーム」をしていた。
先月、伊豆のコンビニで買ったミニサイズ版。
お金や人生が学べる仕組みのようだ。

二女が長女に質問。
「株ってなあに?」
「上がったり下がったりして、
お金もらったり払ったりするもの」
「ゴールの時はどうなるの?」
「意味がない」