男と女

カレシがいないと言っていた友人に、
イカタができたと言う。
イカタは同性だった。
私ならわかってくれると思う、と。
不思議と違和感がない。

母からのメール。
相変わらず常識を覆す内容だが、
今回は70を目前にしたオバ(妹)の再婚騒動をぶつけてきた。
いつもの妄想と思いつつ、少し心配もする。
姉妹で相談の上、イトコに確認すると、
「初耳だけど、いいかもね!」
数時間後、
「心あたりないみたいよ!」
との返信が。
イトコは実母の再婚話に全く動じなかったが、
私たち姉妹は多少動揺もした。
多少期待もしたが。

そもそも男を見たら結婚相手と思うなんて、
どうかしてる。
意識しすぎだ。

その意識は私には理解し難い。
私に欠如しているものかもしれない。

新宿に突如出現した謎の前衛建築は、
墓所だった。
「女性専用区画」もある。
女性専用車両」に乗っている人たちのために用意されているのだろうか。
死んでもなお女性の中にいたいとは…永遠の願いなのか。

区別や分類に血相を変える世の中だ。
物事を分類し分析することが学問とも言える。

私が文房具好きなのは女の特性であって、
夫が車が好きなのは男の特性なのかもしれない。

男と女。
区別、分類、意識…

私に欠如していたのは、
ホルモンバランスも関係していたのかどうかはわからない。
このたび、婦人科疾患により、
女を捨てる危機に直面している。