魑魅魍魎

チミモウリョウ、と読む。
姉から聞く。

妹が病院に来れなかったのは、
刑事事件ではない別件だった。
私の病巣発生、入院や手術日などなぜかリンクしていた。
偶然が重なると必然とすら思える。
姉も予知夢を見ていた。

殺人犯と接しても全く動じない妹だが、
自分の別件には動転するようだ。
妹を全力で守らなければならない。
姉とも連携、
といっても、姉は夢だけで疲れ果て、直交信を控える。
私は経由、中継、すべて受け止めよう。

理解しがたいこともあるが、
理解など、そもそもできないものだ。

姉によると、
弱っているところに、魔がさしやすい。
人間の理解が越えたところに、魑魅魍魎がバッコしている、と。

そんなことを話していた矢先、弱った妹はまさに霊にも遭遇。
今、そこにいる、という状況で、
信じるか信じないかあなた次第、などと言っている場合ではない。
すぐに姉に確認すると、
姉は霊別の対処法と、
念のためと呪文まで送られてきた。

呪文が即答できるところ、
感心すると同時に、
すっかり怪しい状況に、
不思議と可笑しさがこみ上げてきて、笑いが止まらなくなる。

ノウマク サンマンダバザン センダ…

今月末は3姉妹で神社集合。

姉はこの1ヶ月ですでに3回お参り。