音楽

先日の「寅さん」はライブ中心だった。
私は日本の音楽を聴くのがまだ日が浅いのだ(外人か?!)。

音楽は家にあったものを聞いていた。
ブリティッシュロックだった。
堅物な家庭だったが、それしかなかったのだ。
恐らく、ビートルズから始まって、ザ・フーローリングストーンズやらに派生していったのだろう。
何かの間違いで「一世風靡セピア」を一度聞いたが、
ブリティッシュロックしか聴いたことのない耳には違和感が甚だしく、
勝手に日本の音楽はダメだと思いこんだ。
小・中学生の頃からマニアックだった。
御茶ノ水の「ジャニス」でよくレンタルした。

一番好きだったのは「ザ・キュアー
雑誌「ロッキング・オン」のロバート・スミスに会いに行こうツアーもギリギリまで迷った。
その当時ロバスミはすっかり太ってしまっていたのだ。
キャタピラーという曲があるが、太ってウジウジしたキャタピラーのようだとも言われていた。
一番好きだったのに、一番嫌いなものに例えられていた。

イギリスには3度行ったが、ロバスミよりもモリッシーだった。
母もモリッシーが好きだった。二人でライブを見にクラブチッタへも行った。
モリッシーのライブは最高だ。
もみくちゃになりながら観客は一人ずつステージに這い上がり、また誰かを這い上がらせ、モリッシーに抱きつく。警備員さんも大変だ。
「今日の人はシャクレてイケメンじゃない上にゲイらしいけど、男女構わず抱きつきにくるけど制止はするな」などと言われるんだろう。
スエードやらオアシスやらいろいろ見た気がするが、
モッリッシーがすごすぎてあまり覚えていない。

本当に見たかったのはもちろんロバスミである。
いまだにブリティッシュロッカー達は活動をしているらしい。
もうみな元気なおじいちゃんになってしまった。