白バイ

会社を出る。いつも小走り、時々全速力。
電車に乗り遅れると、お迎え時間も遅れ、罰金300円。
毎日ギリギリだ。

今日は空気がやたら白い。
甲州街道は真っ白だ。
暑さで空気が?と思ったら事故か火事か炎があがっていた。
何が燃えていたのか、残念ながら見る時間はない。
300円払いたくないのだ。

あの場所はニッポンレンタカーの前で、
いつも白バイが待機してるところ。
肝心な時にはいない。
何やってるんだ、白バイ。

白バイはいつもそこで身を潜め、目を光らせている。
何かあると、シュルシュル〜と出てきて、
違反車などを取り締まる。
すごい早技だ。
素人目にはわからない違反だって見逃さない。
甲州街道の交差点は危険でいっぱいだ。
捕まる人も多い。
事故も多い。

一度お台場で白バイに捕まりそうになったことがある。
夫が素人目にはわからない違反をし、
シュルシュル〜とやってきた。
助手席には幼い長女。
「運動手さん、ダメでしょ!」と怒られたが、見逃してくれた。
きっと白バイさんにも同じ年頃の女の子がいたのかもしれない。
子どもはすぐに、
「パパが牢屋に入っちゃう」と思ってしまうのだ。
牢屋に入らず助かった。

白バイありがとう。
いつもご苦労さまです。