2人の真面目な女性

母は定住せず、常に移動している。
不安定、不安、不満…不という不が取り巻いている。
文学的だ。

母そっくりの女性にアメリカ文学上などで遭遇した。
あまりに似すぎていて、身震いするほどだったこともある。
その本がなんだったかはっきりしない。
ウィルアム・バロウズだったか、ポール・ボウルズだったか、ジェーン・ボウルズだったか。
2人の女性が旅をする短編だったと思う。
ジェーン・ボウルズに「2人の真面目な女性」という作品がある。
タイトルは覚えがあるし、これだ、と思ったが、長編。
記憶が曖昧なことに自分でも呆れた。
卒業論文だって書いたはずだ。

読み直さなければならない。