フェンダー部分

半休の申請をする。
私用で…厄除け祈願だ。

やや厄続き。

できればいつも気を緩めて生きていたいのだけれど…
厄はやってくる。
特に非日常が重なると。

忘れ物(マフラー)を取りに行っていなかった。
雪が止み、ようやく車で取りに行くと、
何かのイベントのようで、近くに停められず。
雪が積もれて細くなった道に停車し、子どもを待つ数分の間、
雪で遅れて急いでいたトラックが横を通る。
バリバリと音がした。
接触事故やないの。

JEEPのフェンダー部分とやらは、やたらイカついプラスチックで覆われている。
大破したかと思いきや、素人目には無傷。
プラスチックは思いのほか頑丈だった。
ハザードランプの表面が軽傷(ひび)。

被害者になった。
加害者は慌てていた。
まるで被害者のようだ。
申し訳ない気持ちになる。

威圧感があったのかもしれない。
JEEPもそうだが、夫は怪しいマフィアのような風貌と見えなくもない。
だいたいこのような車に乗っている人は真面目な公務員などであるはずがない。

一応正式な手続きをとる。
警察へ連絡して事故証明をとり、損保会社へ連絡。
電話は大変混みあっていた。
雪で事故が多発していたようだ。
保険会社の承認番号が出るまで10日もかかるとのこと。
ハザードランプだけ取り替えてもらえばいいような気もする。
フェンダー部分は、なんらかの衝撃を受けているのかもしれないが、
あいかわらずイカつく、何事もなかったかのようだ。
ディーラーに見てもらえればわかるだろう。

加害者トラックのフェンダー部分は、
どれがいつの傷かもわからないくらい傷だらけだった。
当然なのかもしれない。
その後、運送系の車を注意して見ているが、フェンダー部分は、だいたい傷だらけだ。

日常茶飯事のことが、マフィアのような家族にひっかかって警察沙汰にされ、
仕事の評価だって下がってしまうだろう。
もう加害者なのか被害者なのかもわからない。

気を正そう。
厄除けに行こう。