岩盤浴へ


リスカフェにてお茶会をしている頃、
子どもたちは企んでいた。

男女友だち6人で新宿にテルマエロマエ2を観る、と言う。
小学生だけで電車乗って行けるんだか。
ちゃんと調べた、と電車時間、改札出口、地図、映画館情報等々見せる、iPhone5Cで。
不安を感じつつ送り出すが、その後テンヤワンヤ。
男子2人が待ち合わせ場所にこない。
男子1母に確認するとすでに家を出た。
男子2は連絡先不明、他のクラスで、おそらく何も知らされていない。
男子は伝達ができないのだ。
男子1両親は、新宿で親の同伴なしに難色。
男子3に呼び出され、1は行先が新宿から変更した(ウソ)と家を飛び出したが、3は待ち合わせ場所を間違って伝えていた。
時間がおし、(尾行しようと待機していた)夫が車を出し4人を乗せて出発。
そのころ、男子1は携帯電話もなく、連絡先もわからず、誰にも会わず、トボトボと帰ってきた。
ウソもばれた。「ふざけんなよ!」とやや高めの小声で言っているに違いない。
不憫でならない。

毎日新宿に行っているので気付かなかったが、
新宿は危険な街なのだ。
夜の歌舞伎町はそうかもしれない。
朝の歌舞伎町は疲れきった気だるい街だ。

メールと電話で一挙一動を確認、
そんなこんなで無事映画を観て、ケンタッキーで食事もして、
靖国通りのガストは住所が歌舞伎町1丁目で却下)
帰りの連絡をくれる駅と、迎えに行く駅を混同したものの、無事帰宅。
車で迎えに行った夫によると、
みな、何かを成し遂げた感か(何も成し遂げていない)、目がキラキラしていたらしい。

計画と伝達は大事だ。
こりずに男子3は「こんどは花やしき行こうぜ〜!」

女子は男子がバカだということを身に染みてわかったことだろう。

親も疲労困憊だ。
子ども全員の無事をみとどけ、岩盤浴へ。