アップルリング

午後半休で学校、個人面談2人分。

新宿をウロウロして、
DHC直営店でクランベリーエキス(膀胱炎予防)を購入。

香ばしいにおいに釣られて、ビアードパパのココフランへ。

今川焼のチョコ味が好きな子どもたちへのフォンダンショコラだったが、
こういうのは違う、そうだ。
アップルリングが人気らしい。
前のおじさんは70個も注文していた。
きっと会社の女子に配るのだ。
こういうおじさんは、だいたいガタイがいい。
スイーツ力できっとモテモテだ。
ガリガリ君やしぐれナントカだとかを配って満足し、ケチと言われてしまうおじさんとは違う。
女子には赤城乳業じゃない。ハーゲンダッツだ。
と勝手に憂い、アップルリングおじさんに惚れかけていると、
「領収証ください」
…おまえもか。

走り込んで学校へ。
6年生から2年生。

長女は勉強もスポーツも頑張って、学年代表で祝辞を述べたり、クラブも部長で、誰とでも仲良く明るく活発で気配りも上手で人気者で…外ヅラは完璧だ。

家では力が抜けきって、ありえない格好で椅子から転げ落ちんばかり。
姿勢矯正クッションも取り入れた(ほぼ未使用)。
放課後も遊ぶ約束をとりすぎて、結果深夜まで宿題に追い込まれている。
そんな現実を、担任の先生は自分のようだ、と言う。
あらゆる場所、会合にすべて顔を出し、誰にでもいい顔をし、パンク寸前。
家では奥さんにいつも叱られているそうだ。
そういえばイケメンと言われる先生も、よく見たらそれほど整っているわけでもない。
カッコよく見せる技だろう。
二女の分まで話す。
姉は妹を少し羨んでいる。
自由人で、他人にどう思われとうと何を言われようと一切関係ない。
私もどちらかといえばそっち側の人間だ。

二女の先生は「特に問題ないです」とあまり話すこともなく終了。
誤解されやすい先生だが、長女も受け持って経験済だ、
1年がかりで理解できた、不器用な先生なのだ。
外ヅラなんて考えていないか、考えていたとしてもうまくいっていない。

うまくいっている人は、
他人のことも考えられる人なのかもしれない。
例え見栄だろうが、
領収証をきっていようが、
他人のために動き、アップルリングを買ったりするのだ。