空気は読まない

以前、保育園の保護者会で、
「うちの子、空気が読めないんです」
と言っている人がいた。
私は「空気を読む」という意味が未だによくわからない。
ポカーンとしていると、
誰かが「空気を読むような子どもって、ヤじゃないですか!?」
と言った。
皆でハッとしたものだ。

空気を読む、というなんともアヤフヤな言い方。
人の目を気にしながらその場をとりつくろうこと、ではないのか。
そのようなコソコソした真似はできればしたくない。

子どもは場の空気を壊すのが常であって、
また瞬時に自分の空気を作りあげてしまう。

そんな破壊力を頼もしいとさえ思ってきた。
私もそうでありたいと思う。

それまでも、それからも空気は読まない。


破壊力