六本木へ
とうとう二女が六本木ダンサーデビュー。
8歳にしてクラブに出入り…不良親子です。
と言ってもキッズ時間、真昼間の六本木へ…
出演側はいたって真剣だ。
時には涙を見せ(アクビと誤魔化し)、練習に明け暮れる。
真剣ぶりを遠目で見ていた。
「普通のお母さんはビデオを撮って、家で練習ができる…」
お母さんたちは子どもが可愛くてビデオを撮っているのではなかった。
フリまで覚えて指導している人もいる。
頼みの長女が部活動で忙しくなり、送迎もビデオもなくなり、
練習不足に悩んだ末の発言だった。
いたしかたなく、仕事を早退し、
ビデオを撮って練習に協力。
慣れないお母さん業に疲労困憊。
母によると祖父も唖然とするような不可解な踊りを披露したこともあるらしい。
そして、姉は幼稚園で電柱とポストの役だけでなく、最後に「お地蔵さん」の役をやり花を持たせてもらった、やっと生物?に近づけた、
赤いヨダレカケを一晩で縫った、
と嬉しそうに言っていた。
そんな母も二女の動きは、
「マイケルジャクソンみたいじゃない!」と驚くステップ。
(滑らかすぎるクラブステップをムーンウォークと勘違い)
六本木の舞台で、センターで踊りまくる。
緊張もせず、笑いが止まらないらしい。
余裕がでると笑いが出てくるようだ。
私は心神喪失気味で余裕もない。
加味逍遙散が手放せなくなっていた。
トリが日出郎様だったが、ソソクサと退散。
ミッドタウンで「野菜だし」(茅乃舎)を買うのが精一杯だった。