K君

今日は夫K君の誕生日。

出会った頃のK君の周りはいつも盛り上がっていた。
必要以上にポジティブだが、
ハイテンションかと思ったら、そうではない。

K君はあまり驚かないし、怒らない。
すぐ忘れる。
あまり気付かない。
人の話を聞いてないだけかもしれない。
何も考えてないような気もする。

年齢は1歳上(=私と同年齢)と一年くらい誤魔化していたことに始まり、
たまにウソをつく。

背は高く顔の造形は深い。
一昔前の俳優顔だと思う。
中高年の方からハンサムと言われる。
ある役者に似ていて、
その役者が人気のある頃は、
たびたび痴女の方に会うなどモテモテだった。
役者が調子に乗ってくると似なくなったが、
事件をおこして、自信喪失してくると、
また似てきた。

酒とタバコと蕎麦と車とサウナが好き。
家族といくお風呂とは別に、
家から100mのサウナに毎週車で行っている。

いつも余裕があるように見える。
(本当は余裕など全くないが、気付いていないようだ。)
頼まれて街角のサラリーマンとして新聞に掲載されたことがあるが、
エリートビジネスマンとみた、などと書かれていた。
もちろんエリートでもない。

怒ることは無駄であることを学んだが、
余裕のない私は不可思議に思う点が多々ある。
(自分のことは棚に上げるが)スパイかなにか、
はたまた地球外生物かとさえ思うこともある。
私は宇宙人はみたことはないが、きっと似ていると思う。
良くも悪くも人間離れしている。謎が多いのだ。