次女の友達のお父さんは鳶職だ。
昨日、15mもあるかという木にスルスル登っていった人だ。

保育園で初めて会った時、
ニッカポッカをはいてお迎えに現れ、
上品なお父さんやお母さん、先生達はびっくりしてしまった。
まるで不審者でも現れたかのように、
みな固まってしまった。

でもそんな姿をみなちょっといいと思っている。
スーツを着てネクタイを締めたお父さんたちも少し憧れている。

中途半端な自慢話などない、
ライバルにもなれない、
とてもかなわない所にいる。