両親

ところで…従姉妹の話で、父は優等生だったと初めて知った。
母は父をバカにしていた。
父はバレー部で応援団で体育会系、勉強もしたことがなく、地元の商業高校から上京し、誰でも入れる私立大学に入って、受ける人が少ない時代に運よく会計士試験に受かり、会社(監査法人)でも年代的にエラくなるようになっている、
ということだった。

田舎では畑仕事を手伝わず上京するのは裏切り者で、
大学へ行くのも町で1人といった時代だ。
親の反対を押し切った、
「親の言うことは聞いてはならない。」
その点は母も一致していた。

女は勉強しなくていいという時代に国立大学を卒業、
変なプライドで凝り固まってしまった。
何十年も前の学歴に強いこだわりがあり、
私立大をコバカにしている。
テレビ局を寿退社したことを未だに後悔しており、
私が会社を辞めれない原因の一つにもなっている。

父は東京で才色兼備の女優(いしだあゆみ)のような妻を手にいれたがトンデモナイ女だった、ということになっていることだろう。

人をバカにする傾向は私たちにもしっかり受け継がれてしまったようだ。