富士山へ

プロフィール(?)の富士山ティッシュケースは、
自由が丘の「カナカナ」で見つけたもので、
特に意味はない。
家の窓からも、時々富士山が見えるが、
私にとって身近な富士山はライオン事務器の富士山型クリップくらいだった。

友人が登った話を聞いたり、富士山芸人(雨トーーク!)など見たりして 、
富士山に登ることになった。
と言っても、5才児を考慮し、5合目から6合目だけ。

同じくらいの頃の私も、 花見で山を登ったが、
疲れた、意味がない、とさんざん騒いだ。
山を登っても、桜もまだ咲いていなかった。
ごはんが美味しいとも言われたが、
いつものごはんの味だった。
「なんで山に登るの?!」という疑問に、
「そこに山があるから」とは誰も答えなかった。

富士山5合目の駐車場まで行こうとすると、混雑で1時間待ちだという。
1、2キロ手前の駐車場から歩く。
5合目で休憩、食事。
ここで馬が待機しているが、絶対無視。
数年前、数分乗って2000円×2人分支出。
「馬に乗りた〜い」
「そんな金はない」
水分と煎餅と絆創膏とiPhoneだけのほぼ手ぶらでテクテク行く。
登山グループが多く、登山ガイドさんの声が聞こえてくる。
「歩幅を小さく!」「ハの字で!」「親指に力を入れて!」
言われた通りにする。
景色もかなりの絶景だ。
「富士山って黒いんだね〜」
富士山は火山なのだ。
指導のおかげか、手ぶらだったせか、
ほとんど疲れず6合目へ到着。
もっと行けそうだが、6合目から山らしくなる。
5才児は「動けるおっさ〜ん」(2700)と歌って踊って余裕もあるが、
小学生になってからにしよう。

5合目に戻り、小学生はお土産を買うと言うのに、お小遣いは3円。
私の手持ち2000円目一杯使ってキーホルダー4点。

帰りは富士山が見えるうちに、
紅富士の湯へ。