自然療法

熱は下がったが、咳がおさまらず、昨夜はほとんど寝ていない。
学校もお休み。会社も休み。
以前残っていた薬もつきたので、病院へ行かなくてはならない。

長女は、粉薬が嫌いで錠剤処方。
でも薬にはいちいちうるさい。
ムコサールよりムコダインのほうが舌触りがいい、などと言っている。

咳止めにダイコン+ハチミツ汁も飲んで、
サトイモ+ショウガの湿布だってしてみた。

母は西洋医学を全否定していたので、私が子どもの頃はもっぱら自然療法。
東城百合子さんの本を読まなくったって頭に叩きこまれている。

全否定により、母は一度命を落としかけた。
結局西洋医学に救われた恩を忘れ、未だに自然派
あの頃、母は激しい咳込みが続き、ビワの葉っぱにサトイモシップなども対抗できないほど、どんどん悪化。
極度に衰弱して、救急車を呼び無理矢理病院に運んだ時、
「今夜がヤマです」と言われる。
肺炎だったが、症状が著しく悪化して、
カリニ肺炎のエイズ患者のようだった。
当時、エイズは同性愛の病気とされていた。
医者が聞く。
「同性愛についてどう思いますか?」
「素敵だと思います。友人にも同性愛が多いんです」
エイズと誤診されたのも無理はない。
治療はますます混乱。
数日後、母からHIVではなくマイコプラズマ肺炎を感染された妹が入院、
母の病名も判明したのだ。

気管支が悪い家系らしい。
咳込みの激しさが尋常ではない。
喘息もあるようだが、アレルギー反応はないのでアヤフヤなことしか言われない。

私は「強力なのください」と薬を処方してもらう。
眠りこけてしまうが、効果抜群。
結核にも処方される薬のようだ。

薬は逐一調べて研究。
咳止めはメジコン
今日処方された薬は「濃厚プロチンコデイン配合」。
リン酸コデイン酸にプラスして、桜皮エキスが入っているという。
自然療法だって肯定し取り入れている。
医学は日々進歩。
咳もおさまりつつある。