ホワイトディ

先月友チョコ交換もしたが、交換してない友だちへお返しを用意。

(長女用)

そんなことも忘れ、会社のイイヒトの机におかれたプレゼントを見て誕生日かと勘違い。
BODYSHOPの紙袋。イケメン(既婚)からの付箋も。
イイヒトは自分の誕生日は教えてくれないが、
手帳には他人の誕生日がびっしり書いてある。
何度か美男美女にプレゼントを渡して恥ずかしそうに走り去る姿を見たことがある。
美男は誰も知らないイイヒトの誕生日まで知っているのかと感心していると、
そうだ、今日はホワイトディだった。

私も以前、BODYSHOPのものをいただいたことがあったのだ。
当時70を越したバイリンガルのおじいちゃんで、
ホワイトディのお返しがいい、とバレンタインディは大人気だった。
お返し狙いでもなく、ダンディで素敵だった。
退職してしまい、私は義理チョコの集金すら応じなくなってしまった。

姉はバレンタイン、ホワイトディと自分用に買うらしい。
デパ地下に出入りし、ピエールだとかマルコリーニだとか言っている。
姉によると、ホワイトディが近づくと、いまどきの高級スイーツの店にはイケメンがワンサカいるそうだ。
みなよさそうなスーツを着ているとのこと。
まずチョコをもらっているという(おそらく)既成事実がある。
そしてチョコの規模に関わらず、お返しを考え、
おそらくはバッグなども買い、
女子が喜ぶスイーツブランドまで網羅している。
イケメンでなくてなんであろうか。

モテないおじさんは、義理チョコでも動揺し、お返しを買いにデパ地下へ行っても、
せいぜい聞いたことのある老舗メーカーで、大きすぎるキャンディボックスなどを買ってしまう。
そして家に持ち帰ってその大きさにたじろぎ、ついに渡さずじまい。
翌年、娘たちからもらった、たった1粒のロシェチョコを8等分にして大切そうにチビチビ食べたりするのだ(父の話)。

そんなことを思い出しながら、
次女がお返しにもらったニシキヤのショコラクッキーを食べ尽くす。