衛星契約

NHK衛星契約のお願い。
お住まいのマンションは衛星放送が受信できる環境にあり、地上契約から衛星契約に変更が必要とのこと。
NHK衛星?
そんなもの見たことは一度もない。
受信してもいないのに、契約=受信料払え?
ふざけんな。

地上契約も納得はいっていない。
以前は子どもたちが教育テレビ(現Eテレ)を見ていたのでシブシブ納得。
もう子どもだまし番組は見ない。
大人だまし番組も見ない。
ブラタモリ」も終わってしまった。
夫は、地震の時などNHKを一瞬信用しようとするクセが抜け切れないようだが、
だいたいよくわからない映像が流れている。大人だましにもホドがある。
地震情報もとりたてて早くも正確でもない。
地上契約も解約したいところだが、見る、見ないの基準ではなく、見られるという基準なのだ。
見られるけど見ないは通用しない。
見られるから、見ていいよ、お金払って。
おかしな基準である。

今は地デジ化し、ほとんどのテレビでは衛星が見られる環境だろう。
全国民?を衛星契約させようと彼らは必死だ。

奴らはあの手この手で言葉巧みに契約させようとするのだ。
おそらく厳しいノルマがあるのだろう。
強引な取り立てだ。
義父母の家には、部屋にまであがりこみ勝手にテレビをつけ「衛星見られます」と言われ契約したらしい。
衛星放送はよく見るのでシブシブ払っているとのこと。

そういえばTVのない実家にも「テレビありません」を信用せず、部屋を全部見てまわった輩もいた。
「テレビがない」とうそぶく人も多いのだろう。
本当にテレビのない家を見た時の彼らの落胆ぶりといったら。

姉はいまだに地上受信料すら払ったことがないそうだ。
何度も取立ては来るらしいが、なんと「おかあさんいません」でずっと切り抜けているらしい。
おカネが欲しい人たちにはみなそれだと。
そもそもテレビは週一回見るか見ないか程度とのこと。
ずっとテレビを見てこなかったので、今さら見方がわからないのだ。

私もテレビのない生活が、ある生活より長いが、テレビを持ったとたんに素直に契約してしまった。
引っ越すたびに、住所変更の依頼=再契約もやって来てぬかりない。
NHKはどこまででもついて来る。
過去には、アナログテレビしかないのに、誤って衛星契約してしまったこともある。
受信できる環境なので変更が必要、数分で済みます、とNHKの人は言った。
玄関から身を乗り出して部屋を覗き込み、「そのテレビは衛星が見られます」と。
よくわからず(夫のテレビ)、そうなんだ、と思い言われたとおりにサインか何かしたと思うが、
その紙には衛星契約分が年間1万円ほど増額されることが書いてあった。
彼らはお金の話はしない、またはサインした後にするのだ。
当時オリンピック前だったと思う。数ヵ月後、せっかくなので(本来は気にもしない)オリンピックでも見ようとしたが、どこにもBSと書いていない。どこにもそんなボタンはなかった。
いくらテレビを知らなくても信じた自分がバカだった。
即返金を依頼し、強制的な取立てであったことの謝罪が2重に(誤って)あり、一応は納得。

そんな苦渋もなめてきた。
今、衛星受信してもいないのに、受信料を払うほど、私はお人よしではない。

対応を考えてみる。感情的になってはいけない。
冷静に「衛星は見られると思いますよ、BSフジのF1を時々夫が見ています。
でもNHKBSは見ません。見てもいないのにお金払うのは納得いきませんので払いません。見ろと言われても見ません。有料放送と言うなら、見られないようにしてください」
などと発声練習してみる。
だんだん面倒になった。
売られたケンカをすぐ買ってしまうが、相手にしなければいいのだ。これからはなんでもホイホイ出るのはやめよう。
口ゲンカには中途半端な自信があるが、
彼らも百戦錬磨、手ごわい相手であることは間違いない。
こんな労力の無駄使いはやめよう。

「この日に訪問しますので、ご在宅をお願いします。夕方になってしまうこともあります」
一生来るな。
その日は無印良品のお届けが3便とお皿のお届けまであった。
無印が午前中に済み一安心、奴は午後やってきた。
モニター画像をチェック。百戦錬磨だ。出たら最後だ、と睨み付け無視。
その後、お皿のお届けの優しそうなおにいさんまでチンピラに見え無視してしまった。
宅配ボックスにお皿を取りに行き、ポストを見る。
お皿の不在票と一緒に、NHKの不在票も。

ゾッとした。
「またお伺いします。ご都合のよろしいお日にちをご連絡ください」
するか、ボケ!