髪を切る

やっと時間ができた。
やっと髪の毛を切る。

髪が伸び過ぎて、暑苦してイライラしていた。
アームカバーをしているだけの人にもイライラしていた。
日焼けしたくないのか、実は涼しいのかわからないが、
なぜあのようなものを、半袖の下から堂々と見せびらかさなければならないのか。
例え合理的な理由があろうと、私は許すことができない。

日傘も好きにはなれない。
無駄な抵抗だ。天には逆らえない。
それでも、アームカバーの醜さには遠く及ばない。

髪を切り、爽やかな気分で歩いていると、会社の人と遭遇したようだ。
挨拶しても返ってこないタイプの人だ。
似ているオバサンだと思ったが、本人だったと思う。
すれ違いざまに顔を隠した、日傘で。
オバサンではなかった。
でもオバサンに見えた。
もの悲しい気持ちになる。

気を取り直して、文房具を買って帰る。
ハルカゼ舎にて。

紙、美しい。


鉛筆削り付き鉛筆のフタ。
小さくて細すぎるシャープペンシル


下敷き。
長女は英語を勉強し始めたが、ローマ字もよくわかっていなかった。

ロフトにて。

クレパス風、歯ブラシまであったとは。