ハゲトーク

運動会は、前日不自然な格好でエアコン掃除に夢中になりすぎ、
体じゅうが痛く耐え難い時間だった。
2学年分の種目別配置図を持ってあっち行ったりこっち行ったり。
ずっと立ち見。
校舎の増築で校庭が狭くなり、場所取りも不可。
お弁当だって一緒に食べられなくなり、親は一時帰宅。
やっと家で休める、とバファリンを飲んで寝過ごし、
長女の活躍した仮装応援合戦とやらを見逃してしまった。
ともあれ、確実に老いている。

先日のお葬式に参列した際、
前に座っていた同年代〜先輩方の後頭部を見て驚いた。
みな…ハゲとるやないか!
亡くなった本人はボウボウだった。
父もボウボウで亡くなった。
髪の健康と体の健康は反比例するのだろうか。

仕事仲間とルミネでランチ。
なぜかハゲトークに。
私は毛の有無で人を判断するほどつまらない人間ではない。
どちらかと言えば短髪好き。
ハゲだって短髪の部類だ。
どちらかと言えばハゲ好きと言ってもいい。

問題はハゲ方なのだ。
ハゲは整えなければならない。
ハゲは散らかしてはならない。

ハゲ散らかしているくせに、
あたかもボウボウであるかのように振る舞う人は一番惨めだ。
お前の毛根はもう死んでいる。

散々な言いようだが、これが現実だ。
ハゲトークで熱くなり過ぎた。
(私も)仕事仲間も夫が短髪の部類だったり、
ハゲに対する洞察力が鋭すぎる。
ハゲで飯食っちゃたね〜と何食わぬ顔で仕事に戻る。
(時々思い出し笑い)

短髪の部類?