低温やけど

寒さを感じ始めて数ヶ月、
毎晩セッセと4つの湯たんぽにお湯を注ぎ続け、
それぞれのベッドに忍ばせていたが…

夫の足に水ぶくれ。
低温やけどだった。
放置していると、腫れ、変色、痛み…皮膚科へ。

皮膚組織が壊れていたらしい。
麻酔して壊死した組織を切除。
低温やけどは奥深く、静脈近くにまで達し、もう少しで足切断の危機だったそうな。

湯たんぽのフタには、
「就寝前に布団から取り出してください」
と散々書いてあったが、無視していた。
私や子ども達は寝相が悪くて救われたのだろう。

表層が水ぶくれ程度でも、問題は根が深く深層にある。
これは戒めか。

生温い湯たんぽで、ヌクヌクと…
こんな生き方をしていたら、
足を切り落とされることになるのかもしれない。

もう湯たんぽはいらない。