高尾山へ

連休最後の日はふたたびダンス発表。
次週は法事。
月末の連休は学校の学習発表会。

秋の足音が聞こえてくる(?)頃。
そうだ、高尾山行こう。
以前は、紅葉を見て「葉っぱが恥ずかしがってるんだね」などと言ってた長女も、
「ロカ公園の木でいいんじゃない?」
とノリ気ではなかったが、
全員行動が必須。行かねばならぬ。

数年前、まるで興味もないまま高尾山へケーブルカーで登ったが、
思いのほか紅葉の広がる絶景に、私も周りのご婦人達と一緒につい声をあげるほどだった。

上り3.8キロ、下り1.5キロ+ケーブルカーで往復。
「何も考えずに行くんだ」という誰かのお父さんの声も聞こえる。
何も文句は言わない。
善人そうな人たちばかりが山を登る。

休憩しながらおやつを食べたり、
お団子を食べたり。

もうすぐ山頂という時に、妹から連絡。
「母が急に来る、
双子を見てるから食事でも行って来たら、
と言っているけど大丈夫かな、
窒息死させられるかもしれない」
考えすぎだ。
私も11年前、長女を母に預け、ギンザに走ったことがあった。
母は人目があると素直に目を細められないのかもしれない。

「(すぐ駆けつけられるように)上野散策でもしちゃいな、
胸が張るからタオル忘れないで」
と返信するが、
姉は「危険、私が見に行く」と大反対。
結局、心配なので、初顔合わせ(拒否し続けた結果)のみ。

すっかり鬼ババア扱いされてしまっている母。
そんな母とも昔、山を登ったことがある。
桜蔭会という才女たちの集まりと。
母も昔は才女だったのだ。

緊迫するLINEのやりとりをしているうちに山頂へ。
紅葉にはまだ早かった。
11月中〜下旬が見頃のようだ。

リフトが1時間待ちで、40分待ちのケーブルカーで下山。
待つ間に日も暮れ、ケーブルカーからの景色は絶景どころか、すでに真っ暗闇だったが、
清々しい気持ちになる。
山は善人たちで溢れかえっていた。

帰りはフロッピィという温泉で疲れをとる。

双子に満面の笑みの母の写真も見て一安心だったが、
その後、母から「私は、子育てで消耗した、同じ轍を踏むな」などとメールがあったらしい。
確かに体力は消耗はするが、子どもからの恩恵も計り知れない。

翌日は、二女のダンス。
山登り後とは思えない、あいかわらずのファンキー過ぎる動きが全開。
全然疲れていないらしい。

結局体力が一番大事かもしれないと思う。


階段も多い1号路