謝恩会

卒業式前に謝恩会。
子ども達が親や先生に6年間の感謝をこめた企画を催してくれるらしい。

私が小中学生の頃の謝恩会は、
母は当然不参加で、声もかけていないが、
遠い記憶では体育館で立食パーティーのようなものをして、
ケーキが次から次に出てきたような気がする。
次から次にケーキは出てこないようだが、
長女は実行委員だとか司会だとかで、「行かなきゃだめでしょ」。

5年前の茶話会で「昼間の時間の使い方について」話しあって以来、
小学校ママ達との交流から遠ざかっていたが、
優しく声をかけてくれる人もいる。
欠席でも誰も気にしないだろうが、
最後くらい子どものためだ。
感謝は大事だ。

ママ友に聞くと、卒業式よりも感動的で涙あり笑いあり、とのこと。

話題の「嫌がらせ弁当」以上に感動するだろうか。
私は高校3年間、自分でお弁当を作り、妹の分まで作り、お弁当への情熱を使い果たしてしまった。
お弁当で、愛の溢れる嫌がらせができる技術がない。

仕事を片付け、午前中の計画をたてる。
半休では間に合わないため全休。

誰もいなくなった朝は、ワックスがけ。

かつて、ワックスがけをして家具類をどかしたまま、カバンを置いて二女のお迎えに行ったところ、
家具が持ち去られ、ママが連れさられた、
と勘違いした長女ももう中学生になる。

ワックスがけの後は、郵便局でフェリシモ返品、
祖師谷商店街で中学用の上履き類を買い、
いよいよ東京イチ美味しいという噂のパン屋、
アトリエ ドゥ プレジールへ。

開店前に10数人と並び、あれこれ注文。
3日くらいは美味しく食べられる、
それぞれのパンの食べ頃など教えていだく。
対面販売で、1を聞けば10くらい返ってくる。知識人のようだ。

祖師谷大蔵駅前世田谷珈琲游でコーヒーをテイクアウト。
座って待つ。中高年でほぼ満席だ。
全席喫煙可。排煙設備があるらしい。
(パイプタバコ、葉巻、葉タバコは不可)
タバコは吸わないが、こういうのがいいと思う。

家でコーヒーとパンの昼食。
本当はずっしり色々つまった酵母系は苦手なのだが、充実感この上ない。

謝恩会で、子ども達の楽しそうな姿は、
まるで別の世界を見ているようだった。
私が保護者会を避けている間に、
こんなことになっていたのか。
あらためて親離れ、子離れを実感。

クラスじゅうの子たちが家に出入りして床や壁がキズつけられ、
ハラワタが煮えくりかえっていた私は小さくてつまらない人間だった。

次は卒業式と、その後の食事会で小学校は終了。

(マドンナ顔 by 二女)
もう同窓会のことを考えている。

だいぶ遅れて記述。
プレジールは、3日後も美味しくいただきました。
本物はこうであるべきなのかもしれないが、
やはりフワフワとしたパンが好きだった。
1週間後、ドンクのパンを食べて思う。