ファンキー!?

あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい〜
欲を止めようとしない長女と私を尻目に、
「アタシ、なんにも欲しいものない」と言う二女。
毎日が充実しているのだ。
ダンスに夢中でどんどんファンキー度(?)が加速している。

家でも手足を高速で動かし、
足はつま先とかかとを交互に動かしながら滑るように移動していたりする。
全くもって不可解な動きだ。

上手い、と言われて困っているようだ。
生まれた瞬間からずっとチヤホヤされ続けてきた長女と違い、
二女は褒めらることに慣れていないのだ。

それでも前向きで上向きだった。
難しいステップのフリなどは、泣きながら自主猛練習して克服。
「楽しくなかったら、無理しなくていいよ」という私に、
「うまく出来たら、楽しくなる」と。

そしてメキメキ上達。
いつのまに、立ち位置も前列に昇格し、センターを争うまでになっていた。
その姿に、目頭が熱くなる。

このままヒップホッパーになるのではないかさえと思うが、
あくまで「会社員」希望。

とうとうハレの舞台。
「踊りまくります。きてね」
と招待状も送付。

イケイケ、アゲアゲ、バイブスマックス(たぶん)!?
踊りまくりっぷりに、
おじいちゃんおばあちゃんが腰を抜かすのではないかと不安もよぎる。

私も戸惑っているくらいだ。
動画を見て予習した姉も、目がまわりそうだと言う。
電柱の役とポストの役しかしてこなかったのだ、
動きについていけるはずもない。

直前にチケットが余り、予定がなさそうな上の妹(会計士)にも連絡すると、行きたいと即答。
忙しぶってるけどヒマなんだ、といつものように意地悪なことを考えていると、
「プレゼント持って行きたいけど、受付してもらえる?」と連絡あり。
そんな律儀なところがあった。
小憎らしいやつだと誤解していた。
勝手に雪解けする。

初舞台の区民会館は松陰神社前
カフェロッタ、スドウ(パン)…
合間に行こうと秘かに思ったが、
現実はそんなに甘くなかった。

インパンチキンのゴリオツオーオー?!
(Beef or Chicken tell me what you want?)